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『仕事なんか生きがいにするな』要約:生きる意味を再考する

本の基本情報

『仕事なんか生きがいにするな』要約:生きる意味を再考する
ジャンル 自己啓発
著者 泉谷閑示
出版社 幻冬舎
出版日 2017年01月28日
評価
総合
4.3
革新性
4.5
明瞭性
4.0
応用性
4.2

著者プロフィール

泉谷閑示

1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。精神科医。東京医科歯科大学医学部附属病院、財団法人神経研究所附属晴和病院、新宿サザンスクエアクリニック院長等を経て、現在、精神療法を専門とする泉谷クリニック院長。99年フランスに渡り、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。パリ日本人学校教育相談員をつとめた。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784344984479

本書の要点

  • 現代社会では生きるために必死に働く必要がなくなり、その結果、仕事の意味や生きる目的を考えてしまう人が増えている。
  • 仕事の多くは単調で刺激がなく、創造性を発揮できる環境が少ないため、楽しめずに「労働の奴隷」になりがちである。
  • 人は価値があるかどうかを考えすぎると、ワクワクする体験を減らし、結果として生きる楽しみを失ってしまう。
  • 無計画に遊ぶことや、何かを作ることで、純粋な楽しさや夢中になれる時間を増やし、生きがいを見つけられるようになる。
  • めんどくさくてもやりたいことを実行することで、新しい経験や達成感を得られ、生きること自体を楽しめるようになる。

なぜ今「生きる意味」を考えてしまうのか

現代社会では、生きるために必死に働く必要がなくなり、多くの人が「自分は何のために生きているのか?」と悩むようになっています。昔は仕事が生存に直結していたため、そんな疑問を抱く余裕すらありませんでした。しかし、今は生活に必要なものが簡単に手に入り、働かなくても生きていける環境が整っています。その結果、多くの人が仕事の意味や人生の目的について深く考えるようになりました。ここでは、なぜ現代人が「生きる意味」を見失いがちなのかを詳しく見ていきます。

物質的に満たされた時代だからこそ悩む

現代は、最低限の生活なら特に努力しなくても維持できる時代です。スーパーに行けば安価な食品が手に入り、家を借りることも難しくありません。蛇口をひねれば水が出るし、病気になれば医療を受けることもできます。このように、基本的な生存条件は簡単に満たされるようになっています。

しかし、この「生きるための努力が不要になった環境」が逆に人々に悩みをもたらしています。かつての人々は、生きるために狩りをし、農作業をし、命をつなぐことが最優先でした。だからこそ、「生きる意味」について考える暇などなかったのです。

一方で、現代の私たちは生存の心配をしなくてもよくなりました。その結果、仕事に価値を見出せず、「なぜ働くのか?」と疑問を持つようになります。給料が増えないのに、嫌な仕事を続けることに意味を見いだせなくなるのも当然の流れです。豊かになったからこそ、働く目的や生きる意味を深く考えざるを得なくなったのです。

昔の仕事は生存のため、今は違う

昔の仕事は、単なる労働ではなく「生きるための手段」でした。狩猟時代を想像してみてください。動物を仕留めるには、計画を立て、戦略を練り、道具を駆使する必要がありました。そして獲物を捕らえた時には大きな達成感があり、仲間からも感謝されました。そこには「働く意味」がはっきりと存在していたのです。

しかし、現代の仕事の多くは単調で、創造性が求められる場面が少ないのが現実です。朝決まった時間に会社へ行き、同じ作業を繰り返す。特に工場やオフィスワークでは、流れ作業のような業務が大半を占めています。その結果、仕事に対する喜びや刺激を感じにくくなり、「何のために働いているのか?」という疑問が生まれます。

また、現代ではAIや機械化が進み、人間の役割が減ってきています。仕事の多くが「人間でなくてもできること」になりつつあるため、働くこと自体に価値を見出しにくくなっているのです。生存のために働く必要がなくなり、「何のために仕事をするのか?」という根本的な問いが生まれるのも無理はありません。

世間体や常識が「働くこと」を強制する

本当は働かなくても生きていける時代になっているのに、多くの人が仕事を辞められないのはなぜでしょうか?その大きな理由の一つが、「世間体」です。

「働かざる者食うべからず」という価値観は未だに根強く、仕事をしていないと「怠け者」「社会の落伍者」と見られがちです。たとえ生活に困っていなくても、無職でいることに強いプレッシャーを感じる人は少なくありません。

また、仕事を辞めると「次の仕事は?」と周囲から聞かれることが多く、社会的な立場を気にして辞める決断ができないケースもあります。特に日本では、終身雇用の文化が根付いており、一つの仕事を続けることが美徳とされています。そのため、「転職」や「働かない選択肢」を取ることに対して抵抗を感じる人が多いのです。

こうした社会の圧力がある限り、「仕事を辞める=悪いこと」というイメージはなかなか消えません。しかし、現代は生き方の選択肢が多様化している時代です。会社に縛られず、自分らしい働き方や生き方を模索することが、より良い人生につながるのではないでしょうか?

毎日同じことの繰り返しで仕事がつまらない

仕事は本来、人間にとって刺激的で楽しいもののはずです。しかし、現代の仕事の多くは単調で変化が少なく、まるで機械の一部になったような感覚を覚えることもあります。この「仕事がつまらない」と感じる根本的な理由を理解し、そこから抜け出す方法を探していきましょう。

昔の仕事は刺激的で楽しかった

仕事がつまらないと感じるのは、現代の労働環境が昔とは大きく異なるからです。狩猟時代を思い浮かべてみてください。獲物を追いかけ、作戦を立て、道具を駆使して仕留める。成功すれば仲間から感謝され、食糧も確保できる。このように、昔の仕事には冒険の要素がありました。

また、昔の職人仕事も創造的でした。たとえば、陶芸や木工などは、自分の技術を磨きながら唯一無二の作品を作る仕事です。同じ作業の繰り返しではなく、試行錯誤しながら工夫を凝らすことが求められました。こうした仕事には「自分が成長している」という実感があり、それが仕事の楽しさにつながっていたのです。

しかし、現代では仕事の多くがマニュアル化され、単純作業が中心になっています。ルーチンワークが続くと、達成感を感じる機会が減り、「ただ働いているだけ」の状態に陥りがちです。昔のように刺激的な仕事が少なくなってしまったことが、現代人が仕事をつまらないと感じる大きな要因のひとつなのです。

現代の仕事は単調で創造性がない

現代社会では、効率化が重視されるあまり、仕事の楽しさが失われる傾向があります。工場のライン作業やデータ入力など、同じ作業を何時間も繰り返す仕事が多くなり、そこには個人の創造性を発揮する余地がほとんどありません。

また、デスクワークもルーチン化が進んでいます。朝決まった時間に出社し、同じ資料を作り、会議に出席し、メールを処理する。これが毎日続けば、当然のように「仕事がつまらない」と感じるでしょう。さらに、目に見える成果が出にくい仕事ほど、やりがいを感じづらくなります。

このように、現代の仕事は「効率化」と「標準化」が優先されるため、仕事の本来の楽しさが失われやすいのです。仕事をただの義務と考えるのではなく、そこにどんな楽しみを見出せるかを考えることが、つまらなさから抜け出すカギとなります。

労働の奴隷から抜け出すにはどうするか

「仕事がつまらない」と感じる原因を理解したところで、どうすればその状態から抜け出せるのでしょうか?ひとつの方法は、仕事の中に自分なりの楽しみを見つけることです。

たとえば、単調な作業の中でも「効率を上げる工夫をする」「同僚と協力して問題を解決する」「新しいスキルを学ぶ」といった目標を設定するだけで、仕事に対する意識が変わります。仕事そのものが変わらなくても、取り組み方を変えることで楽しさを見出すことができるのです。

また、仕事以外の時間に充実した活動をするのも有効です。仕事だけに生きがいを求めるのではなく、趣味や新しい挑戦を通じて人生を豊かにすることで、「仕事=つまらないもの」という思い込みをなくすことができます。

結局のところ、仕事がつまらないかどうかは、働き方や考え方次第です。今の仕事に楽しさを見出せないなら、働き方を見直すきっかけにしてみるのもいいかもしれませんよ。

時間を有意義に使わなければならないという思い込み

私たちは「時間を無駄にしてはいけない」「価値のあることに時間を使うべきだ」と考えがちです。しかし、こうした考えがかえって人生を窮屈にし、ワクワクする瞬間を奪っているかもしれません。SNSの普及により、他人と比較する機会が増えたことで、「意味のある行動」を求めすぎる傾向が強くなっています。本当に有意義な時間とは何なのか、一緒に考えてみましょう。

SNSの影響で「価値のある時間」を求める

SNSを開けば、勉強に励む人、スキルを磨く人、夢に向かって努力している人が目に飛び込んできます。そのため、私たちは「自分も何かしなければ」と焦りを感じやすくなります。

友人が資格試験の勉強をしている投稿を見れば、「自分も何か学ばないと」と感じるかもしれません。誰かがジムで汗を流している写真をアップすれば、「自分はだらけすぎているのでは」と思うこともあるでしょう。こうして、他人の行動と自分の生活を無意識に比較し、「価値のある時間を過ごさなければならない」というプレッシャーが生まれます。

しかし、これは本当に正しい考え方でしょうか?自分が楽しいと感じることをしているのに、「これって意味があるのかな?」と疑問を持つこと自体、不自然なことではないでしょうか。SNSの影響で「価値のあること」を優先しすぎると、何をしても満足できなくなり、逆に充実感が失われてしまうのです。

好きなことでも「意味がない」と感じてしまう

最近、「趣味を楽しめなくなった」と感じる人が増えています。その原因のひとつが、「意味のある行動でなければ時間の無駄」という考え方です。

例えば、絵を描くのが好きな人がいたとします。しかし、「プロの画家になるわけでもないし、これを続ける意味はあるのか?」と考え始めた瞬間、楽しさが薄れてしまうのです。同じように、音楽を聴いたり、ゲームをしたりすることも、「これをやっていて何かの役に立つのか?」と考えてしまうと、純粋に楽しめなくなります。

価値を求めすぎると、心のワクワクが失われてしまいます。何かを楽しむために「意味」を求める必要はないはずです。意味がなくても、自分が楽しいと思えるなら、それだけで十分なのではないでしょうか?

価値に縛られず楽しむことが大切

時間の使い方に「正解」はありません。他人と比べるのではなく、自分が「楽しい」と思える時間を大切にすることが、結果的に人生を豊かにします。

仕事や勉強といった「価値のある活動」だけでなく、ぼーっとする時間や趣味に没頭する時間も、心にとっては必要不可欠です。何もしない時間があってもいいし、意味のないことに時間を費やしてもいいのです。

「時間を無駄にしないこと」よりも、「自分が心地よく過ごせること」を意識してみませんか?その方が、結果的に人生が楽しくなるはずですよ。

無計画に遊ぶことで人生が楽しくなる

「遊ぶなら計画を立てたほうがいい」と思いがちですが、実は無計画な遊びのほうが人生を豊かにすることがあります。子どもの頃は特に目的もなく遊んでいたはずなのに、大人になると「何のために?」と考えてしまう人が多いですよね。頭で価値を判断するクセがつきすぎると、遊びすら楽しめなくなります。ここでは、無計画に遊ぶことの大切さと、その効果について見ていきましょう。

子どもの頃の遊びには計画がなかった

思い出してみてください。子どもの頃、遊びの計画を細かく立てていましたか?ほとんどの人は、その場のノリや気分で遊んでいたはずです。

たとえば、近所の公園に行ったら、気がつけば鬼ごっこが始まっていたり、川の近くでカニを見つけたら、いつの間にか夢中で捕まえていたりしましたよね。「この遊びには何の意味があるのか?」なんて考えず、ただ楽しいから遊んでいたはずです。その無計画な遊びの中には、好奇心や発見、驚きが詰まっていました。

しかし、大人になると「時間の使い方は計画的であるべき」という考えが強くなり、遊びにも目的を求めるようになります。「せっかく旅行に行くなら、何をするのか決めなければ」「ゲームをするなら、上達しなきゃ意味がない」など、遊びの自由度がどんどん減ってしまうのです。

無計画な行動がワクワクを生む

無計画に行動することで、思いもよらない体験ができることがあります。予定を決めすぎると、その枠から外れることを恐れてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあるんです。

たとえば、ふらっと立ち寄ったカフェで、偶然素敵な本に出会ったり、知らない道を歩いてみたら、新しいお店を見つけたり。そういう予期せぬ発見があると、心がワクワクしますよね。計画通りに進むことも気持ちがいいですが、そればかりだと、遊びにスリルや楽しさがなくなってしまいます。

無計画に動くことで、自分の直感や感性が研ぎ澄まされ、「やってみたら意外と楽しかった」という経験が増えていきます。すると、いつもの生活にも変化が生まれ、日常がもっと楽しく感じられるようになりますよ。

ふとした瞬間に新しい気づきがある

計画を立てすぎないことで、人生には思いがけない発見が増えます。旅先で偶然出会った人と意気投合したり、散歩中に予想外の景色に感動したり。こうした「予定外の出来事」が、思い出に残ることが多いのです。

たとえば、無計画に電車に乗って降りたことのない駅でぶらぶらしてみる。特に目的はなくても、歩いているうちに面白そうな場所を見つけたり、意外な風景に心を打たれたりすることがあります。「あのとき、なんとなく立ち寄ってよかったな」と思える瞬間があると、人生の満足度も上がりますよね。

計画的に動くことが悪いわけではありません。ただ、たまには無計画に遊んでみることで、今まで気づかなかった楽しさや発見を得られるかもしれませんよ。

作ることが最大の遊びである

人は何かを作ることで、夢中になったりワクワクしたりするものです。子どもの頃、レゴブロックや粘土遊びに没頭した経験はありませんか?その時、「なぜ作るのか?」と考えることはなかったはずです。ただ楽しくて、もっと続けたいと思ったのではないでしょうか。何かを作ることは、心と頭を同時に使う遊びの一つです。ここでは、創造する楽しさが生きる意味につながる理由を解説します。

自由に創作することで夢中になれる

何かを作るという行為には、時間を忘れるほどの没入感があります。レゴブロックで夢中になって城を作っていた子どもの頃を思い出してください。そのとき、「なぜ作っているのか?」なんて考えなかったはずです。

創作の魅力は、決められたルールがなく、自分の発想を自由に形にできるところにあります。例えば、料理をするとき、レシピ通りに作るのもいいですが、少しアレンジを加えてみると面白さが増します。新しい味を生み出したときのワクワク感は、まさに創作の醍醐味ですよね。

また、創作活動には「上手でなくても楽しめる」という魅力があります。絵を描くのが好きなら、うまい下手を気にせずに描き続けるだけで心が満たされるものです。自分のアイデアを形にする楽しさこそが、創作の本当の価値なのです。

マインクラフトや編み物が楽しい理由

ゲームの「マインクラフト」が世界中で人気を集める理由は、その自由度の高さにあります。プレイヤーは決められた目的もなく、好きな建物を作ったり、冒険したりできます。この「自由に作れる」という要素こそが、人を夢中にさせるポイントです。

同じように、編み物やプラモデル作りも楽しいと感じる人が多いですよね。毛糸を編んでマフラーを作るのも、パーツを組み立ててガンプラを完成させるのも、最終的に「自分の手で何かを作り上げた」という達成感が得られます。

このように、何かを作ることには「自己表現の自由」と「完成する喜び」が含まれています。そこに評価や競争は関係ありません。自分の好きなように作り、その過程を楽しむことが大切なのです。

創造的な活動が「生きる意味」につながる

創作に没頭しているとき、人は「なぜ生きるのか?」なんて考えません。それは、心と頭が一致して「今を生きている」という実感があるからです。哲学者のニーチェも、「成熟とは、子どもの頃のように真剣に遊ぶことだ」と言っています。

何かを作ることは、まさに「最大の遊び」です。仕事や日常生活で「やらなければならないこと」に追われていると、創作の楽しさを忘れてしまいがちです。しかし、生きる意味を考える前に、何かを作ってみるだけで気持ちが前向きになることもありますよ。

夢中になれる創作活動を見つけることは、人生を豊かにする一つの方法です。「上手に作れない」とか「時間の無駄かも」と考えずに、自分が楽しいと思えることにチャレンジしてみませんか?

食事を楽しむことの大切さ

美味しい食事を食べると、自然と幸せな気持ちになりますよね。しかし、忙しさに追われると、食事がただの「栄養補給」になってしまいがちです。本来、食べることは楽しみのひとつ。美味しいものを味わう時間を大切にすれば、日々の幸福度が大きく変わります。ここでは、食事の楽しみ方とその重要性について見ていきましょう。

美味しい食事は人生を豊かにする

美味しいものを食べると、気分が明るくなりますよね。食事はただのエネルギー補給ではなく、人生の楽しみのひとつです。

たとえば、仕事で疲れたときに食べる温かいスープ。寒い日に飲むと、体の芯からホッとします。また、大好きなカレーやラーメンを食べると、それだけで気分が上がりますよね。こうした「食べる幸せ」を大事にするだけで、日常の満足度が大きく変わります。

一方で、食事を適当に済ませると、心の満足度が下がってしまいます。コンビニのおにぎりを急いで食べるだけの生活が続くと、食の楽しみを感じられなくなってしまいます。毎日の食事を少しだけ丁寧にするだけで、人生そのものが豊かになるのです。

栄養補給だけの食事は心を貧しくする

「とりあえずお腹を満たせればいい」という食事を続けていると、人生の楽しみがどんどん減ってしまいます。食事は単なる栄養補給ではなく、心を満たす時間でもあるのです。

ブラック企業の社員がコンビニのサンドイッチやカップラーメンばかり食べている、という話を聞いたことがあるかもしれません。忙しすぎて、食事を楽しむ余裕がないのです。こうした生活が続くと、「生きている実感」がどんどん薄れてしまいます。

また、健康を意識しすぎるあまり、食べたいものを我慢しすぎるのも考えものです。栄養バランスを重視することは大切ですが、そればかりを気にして「好きなものを食べられない」という状態になると、食の楽しさが失われてしまいます。

頭ではなく心で食べることを意識する

何を食べるか決めるとき、栄養価やカロリーばかりを気にしていませんか?もちろん健康を考えることも大切ですが、それ以上に「自分が本当に食べたいもの」を意識することが重要です。

たとえば、今日はカツカレーが食べたいと思ったとします。でも、「カロリーが高いから…」と我慢して、ヘルシーなサラダを食べたとします。その結果、「やっぱりカツカレーが食べたかったな」とモヤモヤした気持ちが残ることがありますよね。こうなると、せっかくの食事が満足感のないものになってしまいます。

「食べたいものを食べる」ことは、心の健康にもつながります。栄養を気にすることも大事ですが、ときには純粋に「美味しい!」と感じる食事を楽しむのも大切ですよ。美味しいものを食べる時間をしっかり味わい、心を満たしていきましょう。

めんどくさくてもやりたければやってみる

「やりたいけど、めんどくさい…」そんなふうに思って、結局やらずに終わることはありませんか?しかし、めんどくさいと感じることの中にこそ、人生を豊かにする体験が隠れているんです。たとえ少し手間がかかっても、やってみることで得られるものは意外と多いもの。ここでは、めんどくささを乗り越えた先にある楽しさや、行動することの大切さについて考えていきます。

富士登山のような達成感を味わう

登る前は「めんどくさい」と思っていたのに、登りきったときには「やってよかった!」と感じることってありますよね。富士山登山がまさにその典型です。

登るのは大変だし、途中で足が痛くなったり、体力的にきつくなったりします。それでも、頂上にたどり着いた瞬間、苦労がすべて吹き飛ぶほどの達成感が得られます。美しいご来光を見たときの感動は、一生の思い出になるでしょう。

これは何も登山に限った話ではありません。旅行の計画を立てるのが面倒でも、実際に行けば素晴らしい経験ができます。ライブに行くのが億劫でも、会場で生の音楽を聴けば心が震えるはずです。めんどくささを理由に行動をやめると、こうした貴重な体験を逃してしまうんですよね。

意味を求めず「遊び」として取り組む

大人になると、「これをやって何の意味があるの?」と考えがちです。しかし、何の意味もないように思えることこそ、楽しい遊びになり得るんですよ。

子どもの頃、思いつきで川遊びをしたり、虫を捕まえたりしていたはずです。その遊びに意味はなかったかもしれませんが、夢中になって楽しめたはず。大人になると「意味のある行動」ばかり求めてしまい、こうした純粋な遊びを忘れてしまいがちです。

めんどくさいと感じても、「なんとなく楽しそう」と思えたらやってみる。それだけで新しい発見があるかもしれません。遊びの本質は「やってみたい」と思う気持ちに従うことなんですよ。

ほんの少しの行動で人生が変わる

「やるかやらないか」で、人生の流れは大きく変わります。めんどくさいからと後回しにしていることが、本当は自分を成長させるチャンスかもしれません。

例えば、飲み会の誘いを断らずに行ってみたら、新しい友人ができた。興味があった習い事を始めたら、思わぬ才能が開花した。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?

大きな決断でなくても、ちょっとした行動が新しい世界を開いてくれます。めんどくさいと感じたときこそ、「これはチャンスかもしれない」と思って、一歩踏み出してみるのが大事なんですよね。

仕事なんか生きがいにするなを読んで人生を楽しむ方法を知る

今回の記事は、仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考えるの要約と、人生を楽しむためのヒントについて解説しました。この記事のポイントをまとめました。仕事に縛られず、自由に生きるための考え方を学びましょう。

  • 仕事に生きがいを求めすぎず、人生を楽しむ視点を持つ
  • 無計画に遊び、創造的な活動を通じてワクワクする時間を増やす
  • めんどくさくても気になったことは行動に移してみる

仕事の意味を深く考えすぎず、純粋に楽しむことが大切です。自由な発想を持ち、何かを作ったり、新しい経験をすることで人生の満足度は上がります。「やりたいけどめんどくさい」と思ったときこそ、思い切って行動してみてください。小さな一歩が、人生を大きく変えるかもしれませんよ。本書には、より詳しく実践的なヒントが詰まっています。気になった方はぜひ手に取ってみてください。


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